1年前の記事をデータで振り返る。数字でみた解析結果とその考察

今年もやってきました。
これは「WACA Advent Calendar 2024」の10日目の記事です。
昨日はまいこ*ハナミズキデザインさんの上級ウェブ解析士資格を取得して、どう変わった?取得1年後の私の回答でした。
昨年は2023年12月13日に「上級ウェブ解析士になってみたけど、解析だけじゃない知識がたくさん得られた」という記事を書きました。
「上級ウェブ解析士」というキーワードで平均掲載順位9.5位でこの記事が表示されていて、流入が毎月あります。
2024年はこの記事の数字データと考察と改善について書きます。
Search Console のデータ

2023年12月13日から2024年12月3日のデータです。
執筆しているのが12月5日なので12月3日までのデータとなっています。
合計クリック数 342
合計表示回数 4.71万
平均CTR 0.7%
平均掲載順位 36.5
となっています。
ページの検索クエリ
「上級ウェブ解析士になってみたけど、解析だけじゃない知識がたくさん得られた」という記事をどんなキーワードで検索して見に来たのかのデータです。
データ上は190の検索クエリでページが表示されています。
クリックがカウントされていたのは22個の検索クエリでした。

クリックが10回以上カウントされていた検索クエリを抜粋しました。
上級ウェブ解析士
クリック数 132
表示回数 6,635
CTR 2%
平均掲載順位 9.5
ウェブ解析士
クリック数 20
表示回数 5,775
CTR 0.3%
平均掲載順位 35.1
ウェブ解析士 上級
クリック数 12
表示回数 1,257
CTR 1%
平均掲載順位 8.9
上級web解析士
クリック数 11
表示回数 641
CTR 1.7 %
平均掲載順位 8.6
*ページ別に検索クエリをみたい場合は、下記記事を参照してください。
ホームページ全体とページ別に見る検索されたキーワード(検索クエリ)の確認方法
考察
上級ウェブ解析士で平均掲載順位9.5位でCTR2%だとクリックされている方なので、タイトルのつけ方が良かったか?
表記の揺れを含めて「上級ウェブ解析士 ○○」「ウェブ解析士 ○○」で検索している人が多いのでウェブ解析士の事を知ったうえで情報収集している人が多そう。
ウェブ解析士九州支部でイベントやセミナーを開催するときに、ポップアップなどセミナーの告知に協力するとかよいかも。
自社のWebマーケターの求人をするときに誘導してもよいかも。
デバイス別の数字

PC
クリック数 127
表示回数 33,652
CTR 0.4%
平均掲載順位 38.1
モバイル
クリック数 79
表示回数 8,174
CTR 1%
平均掲載順位 41.0
タブレット
クリック数 1
表示回数 38
CTR 2.6%
平均掲載順位 17.4
考察
モバイルの検索順位は低いけどCTRが1%あるのはなんでだろう?

モバイルの検索クエリのCTRが高いからみたいだけど、どんな理由があるのか・・・。
他の記事は試験や勉強法についてや資格そのものについてのタイトルだが、取得後がイメージできるタイトルだからか?
PCで試験内容などを調べて、隙間時間にモバイルで追加で調べていて取得後が気になっている人が多いのか?
だとしたら資格取得後がイメージできる内容を、もう少し追加してみてもよいかも。
試験そのものの情報も入れたほうが良いかも。でも資格取得後のイメージの内容が薄まりそうなのでなくてもよいか。
また一般社団法人ウェブ解析士協会の試験ページから、取得後のイメージができるウェブ解析士インタビューなどのコンテンツや動画に試験ページから導線があるとよいかも。
上級ウェブ解析士の試験についてのページ
https://membership.waca.or.jp/product-category/lecture-swac
https://www.waca.or.jp/course/swac
ウェブ解析士インタビュー
https://www.waca.or.jp/feedback/attr/wac
ウェブ解析士インタビュー動画
WACAチャンネル https://www.youtube.com/@wacachannel
GA4のデータ
「ランディングページ」と「ページとスクリーン」のデータです。
ランディングページのデータ

公開日と翌日によく見られていて、あとはちょこちょこ見られている感じですね。
ページとスクリーンのデータ

表示回数 635
アクティブユーザー 466
アクティブユーザーあたりのビュー 1.36
アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間 51秒
イベント数 すべてのイベント 2,192
キーイベント 0.00
直帰率 39.17%
考察
公開日と翌日がピーク。
キーワードが上位表示されてたのでちょこちょこ読まれている。
サイト内の他のページの遷移は少ないけど、ランディングしているページなのでそんなものか。
最後まで記事内容を読んでいる人がどれくらいいるんだろう。
Microsoft Clarityで確認
Microsoft Clarityのスクロールで確認すると、
PCだと6割強くらいの人は記事の最後まで到達している。

モバイルだと3割弱

モバイルだと最後まで読まれてないので、ページの長さを短くしたほうが良いのか?

目次だけで2割強脱落してるな・・

1年スパンで見たときに目次はあまりクリックされてない。
考察からの改善
Search Console・GA4・Microsoft Clarityなどを用いて記事の現状を把握したので以下の改善を実施しました。
モバイルの読了率の改善

アイキャッチ画像の縦幅を半分くらいに変更して、目次を開いている状態から閉じている状態に変更して長さを短くしてみました。
ワンスクロール分くらいは長さを短くできました。
読了地点の33.33%を40%台にするような改善を見込んでいます。
検索意図(インテント)の強化
資格取得後の具体的なイメージを持ちたい方が見ていると仮定して、一般社団法人ウェブ解析士協会からインタビューを受けた動画があるので記事上部に追加しリライトしてみました。

「上級ウェブ解析士」という検索クエリに、資格取得後のイメージを把握したいという
検索意図(インテント)が含まれているのであれば記事内容を強化できたと思います。
検索順位が少しあがるか、現状維持ができるのではないかと考えています。
まとめ
ウェブ解析士らしくSearch Console・GA4・Microsoft Clarityのデータで2023年の記事を2024年になって振り返って解析、考察、改善をしてみました。
この記事自体はホームページ制作など事業ドメインにつなげるのは難しいと思われますが、上記の改善以外にもウェブ解析士協会九州支部でなにかイベントがあるときに、ポップアップやバナー等で誘導を検討しています。
この記事が来年どうなっているのか、また時機が来たらデータを見てみたいと思います。
明日は、山田恵理子さんの「(仮)今年の振り返りやSNSについて」です。お楽しみに。